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【男女のバレエ】パ・ド・ドゥとは?初心者にも分かりやすく解説!

2020/04/11

「初めてパ・ド・ドゥを踊るコトになったけど、パ・ド・ドゥってそもそも何?」

おそらく、バレエを習っている人なら、発表会などでパ・ド・ドゥを一度は観たコトがあるでしょう。

実は、パ・ド・ドゥの多くは、4つのパートから構成されて、それぞれのパートに特徴があります。また、『グラン・パ・ド・ドゥ』と『パ・ド・ドゥ』には違いがあります。

実際に、わたしもパ・ド・ドゥを何回も踊っていますが、どのな作品でも、それぞれのパートによって踊り方曲調似たような特徴があるのを感じました。

今回の記事では、「パ・ド・ドゥとは」「4つのパートの特徴」をわかりやすく説明します。

そして、パ・ド・ドゥの理解を深めて、練習やバレエ鑑賞に役立てましょう!

パ・ド・ドゥとは

発表会やガラ・コンサートでよく踊られているパ・ド・ドゥは、以下のように定義されてます。

パ・ド・ドゥPas de deux、「2人のステップ」の意) とは、バレエ作品において男女2人の踊り手によって展開される踊りをいう。多くはバレエの中の最大の見せ場となっている。同性2人による踊りは「デュエット」といい、パ・ド・ドゥとは区別される。

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ほとんどのバレエ作品の中には、主役の2人ソリストが踊るパ・ド・ドゥのシーンがよく登場します。作品や幕の後半に行われるコトが多く、盛り上がるシーンとなっています。

多くの作品でパ・ド・ドゥは、以下の4つのパートから構成されています。

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  • アダージオ(Adagio)
  • 男性ヴァリエーション(Variation)
  • 女性ヴァリエーション(Variation)
  • コーダ(Coda)

アダージオと『コーダは男女が一緒に踊り、ヴァリエーションはお互いのソロの踊りです。

4つ全てが別の曲で、それぞれのパート(踊り)の後にするお辞儀(レヴェランス)なども含めた全体の長さは、10分から15分くらいが多いです。

また、パ・ド・ドゥは「2人の踊り(ステップ)」と言う意味ですが、一緒に踊る人数が増えると、以下のように名前が変化していきます。

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  • パ・ド・トロワ(Pas de trois):3人の踊り
  • パ・ド・カトル(Pas de quatre):4人の踊り
  • パ・ド・シス(Pas de six):6人の踊り

4部構成のパ・ド・ドゥ

4曲から構成されているパ・ド・ドゥのそれぞれの特徴を紹介していきます。

アダージオ(Adagio)

パ・ド・ドゥの最初のパートで、ゆっくりなテンポの曲なのがが特徴です。

アダージオは、女性がメインで踊ります。優雅で美しい踊りを、男性がサポートしながら踊ります。

男性は、女性を持ち上げるリフトピルエット(回転)をサポートするなど、息のあった踊りが求められるパートになります。

パ・ド・ドゥによっては、アダージオの前にアントレ(Antree)と呼ばれる、踊る二人の登場シーンがある作品もあります。

男性ヴァリエーション(Variation)

男性がソロで踊る「ヴァリエーション」と呼ばれるパートです。

男性ヴァリエーションの曲の長さは、1分くらいで他のパートと比べると短いです。

ですが、どの踊りにも、高い跳躍技ピルエット(回転)が必ず言っていいほど入っていおり、男性の踊りの魅力がギュッと濃縮さているパートになっています。

女性ヴァリエーション(Variation)

男性のあとは、女性がソロで踊るパートです。

女性らしい柔らかい動きの踊りが多く、曲も役柄に合わせた美しいモノになっています。

曲の長さは、作品によって様々です。長いモノだと女性ヴァリエーションだけで2分以上の作品もあります。

コーダ(Coda)

パ・ド・ドゥのクライマックスで一番盛り上がるパートです。曲のテンポが早く、男性のダイナミックな跳躍から始めるコトが多いです。

女性の32回転ピルエットや男性の高い跳躍や回転など、難易度の高い技が連続していて、最後にふさわしい見どころが満載のパートになっています。

グラン・パ・ド・ドゥはプティパが定義した。

グラン・パ・ド・ドゥ(仏:Grand pas de deux)は、マリウス・プティパが定義した5つのパートから構成されるパ・ド・ドゥを意味します。

プティパが定義した5つのパートは、以下の通りです。

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  • アントレ(Antree)
  • アダージオ(Adagio)
  • 男性ヴァリエーション(Variation)
  • 女性ヴァリエーション(Variation)
  • コーダ(Coda)

マリウス・プティパは、ロシアで活躍した振付家の一人でクラシック・バレエの基礎を作った人物です。

『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』『白鳥の湖』の3大バレエと呼ばれる作品も、プティパが生み出しました。

グラン・パ・ド・ドゥはパ・ド・ドゥの1つなのです。

有名なパ・ド・ドゥ作品

発表会やガラ・コンサートで、よく踊られているパ・ド・ドゥを5つ紹介します。

「ドン・キホーテ」第3幕よりパ・ド・ドゥ

「ドン・キホーテ」に登場する主人公キトリバジルの二人が、作品の一番最後のシーンで踊られるパ・ド・ドゥです。

日本で人気のパ・ド・ドゥのひとつで、コンクールでも、それぞれのヴァリエーションがよく踊られています。

「くるみ割り人形」第2幕よりパ・ド・ドゥ

「くるみ割り人形」のお菓子の国のシーンで踊られるパ・ド・ドゥです。

このパ・ド・ドゥは、どちらのヴァリエーションも長い上に、リフトも多く、難易度の高い作品になっています。

「眠れる森の美女」第3幕よりパ・ド・ドゥ

「眠れる森の美女」の第3幕で、オーロラ姫デジレ王子が踊るパ・ド・ドゥです。

王子様とお姫様という、貴族である二人が踊るパ・ド・ドゥは、曲自体も華やかなモノになっています。

「海賊」よりパ・ド・ドゥ

「海賊」に登場するメドーラアリが踊るパ・ド・ドゥです。

アリは海賊の主人公ではありませんが、彼の踊る男性らしいダイナミックな踊りは、海賊の見どころの1つです。

全幕の公演では、この二人に主人公の「コンラッド」を加えて、パ・ド・トロワとして踊られているコトも多いです。

「パリの炎」よりパ・ド・ドゥ

「パリの炎」は、フランス革命の時代の農民たちをテーマにした情熱的な作品です。

ジャンヌフィリップが踊るこのパ・ド・ドゥには、アダージオがなく、代わりにアントレが最初に踊られています。

今まで紹介したパ・ド・ドゥにはない、ジャンヌの力強い女性らしい踊りはこの作品の魅力の1つです。

男性と女性をサポートする場面が少なく、初めてのパ・ド・ドゥとして、発表会などでよく踊られている作品です。

まとめ

まとめ

  • パ・ド・ドゥは、バレエ作品の見せ場の1つで、4つのパートから成り立っている。
    1. アダージオ(Adagio)
    2. 男性ヴァリエーション(Variation)
    3. 女性ヴァリエーション(Variation)
    4. コーダ(Coda)
  • 踊る人数によって呼び方が変化していく(例:パ・ド・トロワ=3人の踊り)。
  • グラン・パ・ド・ドゥは、プティパが定義したパ・ド・ドゥの一種。

おわりに

発表会やガラ・コンサートなどで、パ・ド・ドゥはよく踊られています。

この記事を読んで、少しでもパ・ド・ドゥってどんな踊りなのか理解できたなら、あなたの今後のパ・ド・ドゥの練習に役立つことでしょう!

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