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【2024年版】バレエ人気演目ランキング!バレエ初心者必見!

2024/02/07

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【2024年版】バレエ人気演目ランキング!バレエ初心者必見!

バレエ作品の中でどんな演目が人気ですか?おすすめの演目を教えてください!

このような悩みを解決できる記事を書きました。

この記事ではバレエの人気演目をランキング形式で紹介しています。

海外のバレエ団に所属している筆者が作品について解説していますよ!

初めてのバレエ鑑賞におすすめの演目を紹介しているので、「バレエを観に行きたいな…」と考えている方はじっくり読んでくださいね!

【厳選】バレエ人気演目ランキング(1位〜10位)

人気のバレエ演目をランキング形式で紹介していきます。

さっそく見ていきましょう!

1位:ドン・キホーテ

バレエ「ドン・キホーテ」

情熱溢れるスペインを舞台にした作品「ドン・キホーテ」です。

作品情報

  • 作品名:ドン・キホーテ(Don Quixote)
  • 振付:マリウス・プティパ
  • 作曲:レオン・ミンクス
  • 初演:ボリショイ劇場(ロシア)

「クラシック・バレエの父」と呼ばれるプティパが振付をした作品となっています。

「ドン・キホーテ」のあらすじ

宿屋の看板娘キトリと床屋の息子バジルは恋人同士。ある日、キトリはお金持ちの貴族ガマーシュと結婚させられそうになり、バジルとともに駆け落ちする…。

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≫ バレエ「ドン・キホーテ」のあらすじ

バレエ「ドン・キホーテ」はキトリとバジルの恋を描いた、スペインの活気あふれる古典バレエです。

陽気でコミカルな登場人物や笑える場面も多くあり、バレエ鑑賞が初めての方でも楽しめますよ!

バジルの狂言自殺の場面はクスっと笑えます!

新国立劇場バレエ団や東京バレエ団などで上演されており、人気演目のひとつとなっています。

2位:くるみ割り人形

バレエ「くるみ割り人形」

クリスマスシーズンに世界各国のバレエ団で上演されるのが「くるみ割り人形」です。

「クリスマス・イブの夜、くるみ割り人形をもらった主人公クララが不思議な旅をする」というストーリーなので、クリスマスにぴったりの作品となっています。

作品情報

  • 作品名:くるみ割り人形(The Nutcracker)
  • 振付:レフ・イワノフ
  • 作曲:ピョートル・チャイコフスキー
  • 初演:マリインスキー劇場(ロシア)

音楽はチャイコフスキーが作曲しており、メルヘンチックで美しい音楽とともにダンサーたちの踊りが楽しめます。

一度は聞いたことがある有名な曲がたくさんありますよ!

「くるみ割り人形」のあらすじ

クリスマス・イブの夜にくるみ割り人形をもらった主人公クララ。居間で寝てしまったクララが鐘の音で目を覚ますと、ねずみの王様とくるみ割り人形の戦いが始まった。くるみ割り人形のピンチを救ったクララはお菓子の王国へ招待される…。

子どもの頃に感じていたクリスマス前のワクワク感を思い出させてくれる作品です。

ちなみにチャイコフスキーが手がけたバレエ作品「眠れる森の美女」「白鳥の湖」「くるみ割り人形」は”三大バレエ”と呼ばれています。

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≫ バレエ「くるみ割り人形」のあらすじ

3位:眠れる森の美女

バレエ「眠れる森の美女」

「これぞ、古典バレエ!」と言われる作品が、バレエ「眠れる森の美女」になります。

ディズニー映画や絵本にもなっているシャルル・ペロー著書の童話「眠れる森の美女」がバレエ作品です。

作品情報

  • 作品名:眠れる森の美女(Sleeping Beauty)
  • 振付:マリウス・プティパ
  • 作曲:ピョートル・チャイコフスキー
  • 初演:マリインスキー劇場(ロシア)

ロシアの作曲家チャイコフスキーの音楽が使われており、「三大バレエ」の中で最初に制作されたのが「眠れる森の美女」になります。

「眠れる森の美女」のあらすじ

王国に生まれた待望の姫オーロラ。妖精たちが誕生を祝う中、悪の精カラボスは「16歳の誕生日に紡錘(つむ)の針に刺されて死ぬ」という呪いをかける。呪いが現実になる中、リラの精の力によってオーロラ姫は死ぬことはなく100年の眠りにつくことに。100年後、オーロラ姫の噂を聞きつけたデジレ王子がやってくる…。

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≫ バレエ「眠れる森の美女」のあらすじ

第3幕「オーロラ姫とデジレ王子の結婚式」の場面では、童話の登場人物が多く出てきます。

  • フロリナ王女と青い鳥
  • 長靴をはいた猫と白い猫
  • 赤ずきんと狼
  • 親指小僧とその兄弟達と人食い鬼
  • シンデレラ姫とフォーチュン王子

個性豊かな登場人物たちが次々と踊る結婚式の場面は、「眠れる森の美女」の見どころのひとつです。

最近ではKバレエ・カンパニーや東京バレエ団が「眠れる森の美女」の新作を上演しましたよ!

4位:白鳥の湖

バレエ「白鳥の湖」

バレエを観たことがない人でも知っている作品が「白鳥の湖」です。

作品情報

  • 作品名:白鳥の湖(Swan Lake)
  • 振付:マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ
  • 作曲:ピョートル・チャイコフスキー
  • 初演:ボリショイ劇場(ロシア)

初演時の評判を得られませんでしたが、プティパとイワノフの改訂版がきっかけにで有名になった作品です。

「白鳥の湖」のあらすじ

結婚相手を決めるよう迫られるジークフリート王子。気分転換に森に白鳥狩りへ出かける。矢を射ようした瞬間、なんと白鳥が美しい女性の姿に変身した。悪魔ロットバルトの呪いよって、白鳥に姿になった王子オデットだった…。

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≫ バレエ「白鳥の湖」のあらすじ

「白鳥の湖」の見どころは同じダンサーが白鳥(オディール)と黒鳥(オデット)役を演じている点ですね。

潔白な白鳥(オディール)と妖艶な黒鳥(オデット)の対照的な役を、同じダンサーがどのように演じ分けているかはバレリーナの力量が試されます。

第3幕「舞踏会」の場面でオデットが披露する32回の連続回転(グラン・フェッテ)は圧倒されますよ。

5位:ジゼル

バレエ「ジゼル」

ロマンティック・バレエの代表作といわれるの作品が「ジゼル」になります。

作品情報

  • 作品名:眠れる森の美女(Giselle)
  • 振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー
  • 作曲:アドルフ・アダン
  • 初演:パリ・オペラ座(フランス)

ドイツの村を舞台にした作品です!

「ジゼル」のあらすじ

貴族のアルブレヒトは身分を偽りつつも村娘ジゼルと恋仲であった。ある日アルブレヒトには婚約者がいると知ったジゼルは衝撃のあまり命を落とす。ジゼルは精霊(ウィリ)となり再び姿を現すのであった…。

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≫ バレエ「ジゼル」のあらすじ

妖精や悪魔が登場するロマンティック・バレエ作品の「ジゼル」では、妖精(ウィリ)たちの一糸乱れぬ群舞(コール・ド・バレエ)が楽しめます。

バレエ「ジゼル」は、以下のバレエ団が上演していますよ!

  • 新国立劇場バレエ団
  • 谷桃子バレエ団
  • 東京バレエ団
  • Kバレエ・カンパニー

6位:海賊

バレエ「海賊」

男性ダンサーの勇ましい踊りを楽しみたい方には「海賊」がおすすめです。

地中海を舞台に海賊たちを題材にした作品となっています。

作品情報

  • 作品名:海賊(Le Corsaire)
  • 振付:ジョゼフ・マジリエ
  • 作曲:アドルフ・アダン
  • 初演:パリ・オペラ座(フランス)

バレエ作品では珍しく男性ダンサーを中心にストーリーが展開していきます!

「海賊」のあらすじ

嵐に巻き込まれ海賊船が沈没したコンラッドはメドーラに恋をする。奴隷商人に連れ去られたメドーラたちを救うが、海賊たちが仲間割れしてしまう…。

バレエ「海賊」のあらすじ・登場人物・見どころ|バレエダンサーが解説!
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≫ バレエ「海賊」のあらすじ

勇ましい男性たちの踊りを楽しめるのはもちろん、女性がソロで踊る踊り(バリエーション)も多くあり、見どころが詰まった作品です。

【保存版】バレエ「海賊」で踊られるバリエーションまとめ
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7位:コッペリア

バレエ「コッペリア」

美しい人形コッペリアを中心に農家のカップルの恋を描いた作品が「コッペリア」になります。

作品情報

  • 作品名:コッペリア(Coppelia)
  • 振付:アルテュール・サン=レオン
  • 作曲:レオ・ドリーブ
  • 初演:パリ・オペラ座(フランス)

「フランス・バレエ音楽の父」と呼ばれるレオ・ドリーブによって作曲された音楽が使われています。

「コッペリア」のあらすじ

村娘のスワニルダと青年フランツは恋人同士。いつも窓辺に座っているコッペリアが気になるフランスに嫉妬し喧嘩してしまう。フランスはコッペリアがいる屋敷に忍び込む…。

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≫ バレエ「コッペリア」のあらすじ

個性的なキャラクターやコミカルな演出の多いコッペリアは、子どもでも楽しめるバレエ作品となっています。

「コッペリア」を上演してるバレエ団は、新国立劇場バレエ団や東京シティ・バレエ団などがあります。

8位:ロミオとジュリエット

バレエ「ロミオとジュリエット」

美しくも悲しいドラマチックなバレエを楽しめるのが「ロミオとジュリエット」です。

作品情報

  • 作品名:ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)
  • 振付:レオニード・ラブロフスキー
  • 作曲:セルゲイ・プロコフィエフ
  • 初演:チェコ国立ブルノ歌劇場(チェコスロバキア)

有名なシェイクスピアが書いた悲劇「ロミオとジュリエット」が原作となっています。

「ロミオとジュリエット」のあらすじ

イタリアの対立する名家に生まれたロミオとジュリエット。運命の出会いをした2人に降り注ぐ試練とその結末とは…。

バレエは言葉のない芸術ですが、まるで恋愛映画を観たかのような気分になれるドラマチックな作品です。

作曲家プロコフィエフの繊細で豊かな音楽が「ロミオとジュリエット」の世界により深く惹き込んでくれます。

9位:ラ・バヤデール

バレエ「ラ・バヤデール」

西洋文化であるバレエでは珍しくアジア(古代インド)を舞台にした作品が「ラ・バヤデール」です。

ラ・バヤデールは「インドの舞姫」という意味です!

作品情報

  • 作品名:ラ・バヤデール(La Bayadere)
  • 振付:マリウス・プティパ
  • 作曲:レオン・ミンクス
  • 初演:マリインスキー劇場(ロシア)

古代インドを舞台に複雑な人間ドラマが描かれた、オリエンタルな雰囲気の漂う作品となっています。

「ラ・バヤデール」のあらすじ

舞台は古代インド。戦士ソロルと寺院の舞姫ニキヤはひそかに愛し合っていた。だが王の娘ガムザッティと結婚を強要されたソロルとニキヤの運命はいかに…。

第3幕「影の王国」の舞姫たちが1人ずつ登場してくる場面は息を呑む美しさがあります。

全身を金色に塗られたブロンズアイドル(黄金の神像)が登場しますよ!

「ラ・バヤデール」は新国立劇場バレエ団やKバレエ・カンパニーで上演されています。

10位:ライモンダ

バレエ「ライモンダ」

プティパ最後の傑作といわれる作品が「ライモンダ」になります。

作品情報

  • 作品名:ライモンダ(Raymonda)
  • 振付:マリウス・プティパ
  • 作曲:アレクサンドル・グラズノフ
  • 初演:マリインスキー劇場(ロシア)

中世ヨーロッパの十字軍時代の物語です。

「ライモンダ」のあらすじ

伯爵夫人の姪ライモンダは婚約者ジャン・ド・ブリエンヌの帰りを待ち浴びていた。夢の中で知らない男性が求愛をしてきた。目を覚ますとその男性が現れるのであった…。

バレエ音楽をあまり書かなかったグラズノフの音楽は、他の作曲家と異なった情緒あふれる美しさがあります。

主人公のライモンダがソロで踊る踊り(バリエーション)が5種類もあり、それぞれに個性のある踊りとなっています。

初めてのバレエ鑑賞におすすめの演目ランキング

バレエ鑑賞が初めての方におすすめの作品は、次の3作品になります。

  • 1位:くるみ割り人形
  • 2位:ドン・キホーテ
  • 3位:ロミオとジュリエット

それぞれの解説していきますね!

1位:くるみ割り人形

初めてのバレエ鑑賞にまずおすすめしたいのが「くるみ割り人形」です。

チャイコフスキーが作曲したメルヘンチックで美しい音楽とともに、大人から子どもまで楽しめる作品となっています。

「くるみ割り人形」を上演しているバレエ団

  • 新国立劇場バレエ団
  • 谷桃子バレエ団
  • 東京シティ・バレエ団
  • 東京バレエ団
  • Kバレエ・カンパニー…など

2位:ドン・キホーテ

スペインを舞台にした情熱溢れるストーリーの「ドン・キホーテ」もおすすめです。

  • 上演される数が多い
  • コミカルで陽気な場面が数多くある
  • ストーリー展開が早く退屈にならずに楽しめる

上記のような3つの理由があります。

多くのバレエ団が上演しているので、気軽に観に行きやすい作品となっています。

「ドン・キホーテ」を上演しているバレエ団

  • 新国立劇場バレエ団
  • 谷桃子バレエ団
  • 牧阿佐美バレヱ団
  • Kバレエ・カンパニー
  • NBAバレエ団…など

3位:ロミオとジュリエット

大人の方におすすめするなら、断然「ロミオとジュリエット」です。

演劇を観ているのかと勘違いをするくらいドラマチックな作品なので、バレエで用いられるマイムがわからなくても楽しめます。

「ロミオとジュリエット」が楽しめるバレエ団

  • 新国立劇場バレエ団
  • 東京シティ・バレエ団
  • 東京バレエ団…など

まとめ

今回の記事では、人気のバレエ演目ランキングを紹介しました。

初めてのバレエ鑑賞におすすめの演目

  • くるみ割り人形
  • ドン・キホーテ
  • ロミオとジュリエット

自分の知らなかった作品や気になる作品は見つかりましたか?

日本のバレエ団でも上演される演目が多くあるので、気になる演目があればぜひバレエ鑑賞に行きましょう!

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