海外のバレエ学校に留学を夢見るあなた!
バレエ学校では、どんな食事が出るのか気になりませんか?
この記事では、ロシアのバレエ学校に長期留学していた筆者が、実際の朝・昼・夕の食事を写真付きで紹介します。
また、日本から持っていった食べ物も合わせて紹介します。
ぜひ、バレエ留学の参考にしてください!!
バレエ学校の食事は3食+おやつ付き
ロシアのバレエ学校では、毎日の食事はすべて学校の食堂で出されます。
バレエ学校の寮で生活をしていたのですが、調理設備がなく、食堂でご飯を食べるしかなかったです。
あったのは、電子レンジと蒸し器くらいでした、、。
食堂で出されるメニューは、こんな感じでした。
バレエ学校の食事メニュー
- 朝食:カーシャ(もしくはオムレツ)、パン、温かい飲み物
- 昼食:サラダ、スープ、メイン
- 夕食:サラダ、メイン、果物、乳製品、紅茶
これに加えて、おやつの時間にパンやお菓子、ジュースなどが配られていました。
食堂で出される食事は、メニューの種類はそこまで多くなかったです。
7種類くらいのメニューが組み合わせを変えて、出てくるといった感じです。
ですが、カロリー計算はしっかりされており、健康面や栄養面でしっかりと考えられたメニューになっていました。
朝食(Завтрак)
No.1(カーシャ、ハムパン、ミルクティー)
この日のメニュー
- カーシャ
- ハム+パン
- ミルクティー
カーシャ(Каша)はロシアの朝の定番メニューです。
オートミールやお粥のような料理です。
写真のカーシャは、お米を牛乳で煮たカーシャです。
上にはバターがかかっており、カーシャ自体ほんのりと甘い味がします。
お腹にも優しく、とても腹持ちが良いです。
また、麦やソバの実で作ったカーシャなど種類も豊富にあります。
ミルクティーは死ぬほど甘いです、、。
No.2(ザピカンカ、バターパン、レモンティー)
この日のメニュー
- ザピカンカ
- バター+パン
- レモンティー
この日の朝食は、ザピカンカ(Запеканка)と呼ばれる料理です。
トヴァローグ(Творог)と呼ばれる、カッテージチーズのような食べ物に卵を混ぜて焼いた料理です。
上には、練乳のような甘いソースがかかっています。
このザピカンカは、グラタンのような「卵と乳製品を加えて焼き上げた料理」を指していて、今回のような甘いものから、ジャガイモと牛肉を使ったものまで種類が色々あります。
昼食(Обед)
No.1(ボルシチ、マカロニ、ハンバーグ、サラダ)
この日のメニュー
- トマトときゅうりのサラダ
- ボルシチ
- マカロニ
- 牛肉のハンバーグ
- ジュース(おやつ)
ロシア料理と言ったら、ボルシチ(Борщ)と呼ばれるスープです。
ニンジンやジャガイモ、キャベツなど野菜のたくさん入ったスープで、この赤い色はビーツやトマトから出ています。
わたしの大好きなロシア料理の一つです。
実は、ロシア料理には多くの乳製品が使われており、
このボルシチにも、スメタナ(Сметана)と呼ばれるサワークリームが入っています。
No.2(ポタージュ、マカロニ、ハンバーグ、サラダ)
この日のメニュー
- ニンジンや干しぶどうのサラダ
- ジャガイモのポタージュ
- マカロニ
- 鶏肉のハンバーグ
この日のメニューは、日本でも出てきそうな昼食です。
スープはジャガイモのポタージュです。
毎回、中々冷めなくてよく舌をヤケドしていました。
マカロニの他にも、ロシアでは、ジャガイモや茹でたソバの実などが主食として食べられています。
No.3(スープ、マカロニ、ハンバーグ、サラダ)
この日のメニュー
- ビーツとナッツのサラダ
- ピクルスのスープ
- マカロニ
- 鶏肉のハンバーグ
この日は、ビーツとナッツを和えたサラダでした。
個人的にボルシチに入っているビーツは好きなんですが、ビーツのサラダは嫌いでした、、。
スープには、ピクルスのほかにニンジン、ジャガイモ、麦などが入っており、酸味のあるスープになっています。
夕食(Ужин)
No.1(ソバの実、ハンバーグ、サラダ、紅茶、りんご、ジュース)
この日のメニュー
- キャベツとパプリカのサラダ
- 茹でたソバの実
- 牛肉のハンバーグ
- 紅茶
- りんご
- さくらんぼジュース
この日の主食は、ロシアの主食の一つ「ソバの実」です。
ロシアでは、茹でたそばの実をそのままお米のように食べたりもします。
茹でたそばの実は、ほくほくの豆を食べてるような食感で、ほんのりとソバの味がします。
焼き魚と一緒に食べるのが好きでした。
サラダには、ピクルスや酢漬けのキャベツがよく入っており、酸っぱい味付けのサラダが多いです。
No.2(アズー、サラダ、レモンティー、ヨーグルト)
この日のメニュー
- キャベツとパプリカのサラダ
- アズー
- レモンティー
- 飲むヨーグルト(麦入り)
アズーは牛肉とジャガイモと使った料理で、簡単で説明するとロシア版「肉じゃが」です。
少しカレーのようなスパイスの味がします。
No.3(ピラフ、サラダ、レモンティー、バナナ、ジュース)
この日のメニュー
- キャベツとセロリのサラダ
- ピラフ(ゆで卵つき)
- レモンティー
- バナナ
- ミックスジュース
ピラフのお米は、タイ米が使われています。
タイ米は、パラパラしていてピラフとの相性がとても良いです。
日本米で作ったピラフより、タイ米を使ったピラフの方が好きでした。
そしてバナナは、ロシアでも安定の美味しさです。
食堂で朝食を食べる気分でないときは、ヨーグルトと一緒に朝食として食べていました。
No.4(ピューレ、焼きシャケ、サラダ)
この日のメニュー
- キャベツとニンジンのサラダ
- ジャガイモのピューレ
- シャケのチーズ焼き
今まで肉料理ばかり登場してきましたが、魚料理も出てきます。
この日のメインは、チーズをのせて焼いたシャケでした。
日本のシャケより脂身が少なめで、淡白な味です。
塩漬けの魚の切り身がそのまま出される日もあったりました。
日本から持っていった食べ物
毎日、食事は学校で食べることはできましたが、やっぱり日本の味が恋しくなります。
実際に、写真のような食べ物をよくロシアに持って行っていました。
- カップラーメン
- お菓子(おせんべいなど)
- 調味料(ラー油、醤油、七味唐辛子、ドレッシングなど)
- ガム
などなど・・・
ロシアのお菓子は、チョコレートやクッキーなど甘いお菓子がほとんどだったので、
おせんべい系のしょっぱいお菓子を日本から持って行きました。
国際郵便(EMS)を使って、他の荷物と一緒に送ってもらったこともありました。
食堂では、辛い料理は出てこなかったです。
なので、激辛のカップラーメンを食べたり、辛い調味料でアレンジしたりしていました。
ゆで卵に食べるラー油をのせて食べるのが、お気に入りでした。
食べれば慣れる!
初めての海外生活で、食べ物が口に合うか心配な人もいると思います。
結論からいうと、食べれば慣れます!
わたし自身、留学を初めて最初のころは、食べれない食堂の料理もいくつかありました。
(特にカーシャなど)
ですが、何回か食べていると、いつの間にか食べれるようになります。
ましてや、ダンサーは身体が重要です。
バレエ学校でのレッスンは、毎日ハードでしっかり食べていないと身体が保ちません。
しっかり食べていても、その分レッスンで消費しているので太ることはありませんでした。
逆に、しっかり食べても体重が減ることはありましたが、、。
毎日のレッスンにしっかりと取り組むために、しっかりと栄養のバランスのとれた食事を摂りましょう!
本当に食べれば慣れます!
まとめ
- バレエ学校の食事は、しっかり栄養管理されている。
- 主食は主に、マカロニ、ジャガイモ、そばの実。
- ダンサーは食事も大切。
- 最初は苦手でも食べれば慣れる!
どうでしたか?
バレエ学校の食事の様子は伝わりましたか?
初めてのロシアの料理は少しビックリするかもしれないですが、美味しいロシア料理もたくさんあります。
ぜひ、バレエ留学の参考にしてくださいね!