- レッスン
- 2024/10/25
【バレエ初心者】バーレッスンの心得|順番や上達のコツをバレエダンサーが徹底解説!

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最近バレエを習い始めました。早く上達したいのですが、バーレッスンで気をつけることはありますか?
このような疑問に答える記事を書きました!
この記事ではバレエ初心者向けにバーレッスンの順番や上達のポイントを解説しています。
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バレエ講師もしているバレエダンサーが解説します!
バーレッスンの目的やポイントといったバーレッスンの心得を理解して、バレエ初心者脱却を目指しましょう!
バーレッスンとは?

バーレッスンとは、バレエのレッスンの最初に行う基礎的なトレーニングです。
- はじまりのご挨拶(レヴェランス)
- ストレッチ
- バーレッスン ←ココの部分!
- センターレッスン
- おわりのご挨拶(レヴェランス)
両手や片手でバー(手すりや支え)を持ちながら、体を温めつつ、バランスや姿勢、筋力を整えるための練習となっています。
バレエの上達には欠かせないトレーニングで、プロのバレエダンサーもバーレッスンを必ず行っています。
バレエにおいてバーレッスンが重要な理由3つ

バーレッスンは”バレエの基礎”を鍛えるために重要で、バレエが上達するための土台になります。
バーレッスンが重要な理由には、以下の3つがあります。
- 理由①:バレエの基礎的な動きを理解する
- 理由②:身体のコーディネーションを学ぶ
- 理由③:センターで踊るために筋力を鍛える
理由①:バレエの基礎的な動きを理解する
バーレッスンではプリエやタンデュなど、バレエにおける基礎的な動きを繰り返し練習します。
例えばデミ・プリエ(Demi Plié)やバットマン・タンデュ(Battement Tendu)は、バレエの中で欠かせない動きです。
バレエの基礎を身につけることで、難しいテクニックや動きがスムーズに行えるようになります。
理由②:身体のコーディネーションを学ぶ
「この動きをするときは頭の方向はこっち、腕の場所はここ」といった、頭と腕と脚の方向の組み合わせ(コーディネーション)を学んでいきます。
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センターレッスンでは、身体のコーディネーションがさらに難しくなります!
バーレッスンで学んだ身体のコーディネーションは、センターで踊るときでも役立ちます。
理由③:センターで踊るために筋力を鍛える
バーの助けを借りながら、身体の正しい姿勢を保つための筋肉や体幹を鍛えていきます。
最終的にはバーがなくても、正しい姿勢が保てるように感覚を養います。
【バレエ】バーレッスンの順番

バーレッスンは、次のような順番で進んでいきます。
- プリエ(Plié)
- タンデュ(Tendu)
- ジュテ(Jeté)
- ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テール(Rond de Jambe par Terre)
- フォンデュ(Fondu)
- ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール(Rond de Jambe en l’air)
- フラッペ(Frappé)
- アダージオ(Adagio)
- グラン・バットマン(Grand battment)
それぞれの動きのポイントを解説していきますね!
プリエ(Plié)
足のポジション(1〜5番ポジション)ごとに、デミ・プリエ(Demi Plié)とグラン・プリエ(Grand Plié)をしていきます。
デミ・プリエ(Demi Plié)
膝をつま先と同じ方向に曲げる動作。
踵(かかと)が床から離れないギリギリのところまで膝を曲げます。
グラン・プリエ(Grand Plié)
膝をつま先と同じ方向に深く曲げる動作。
膝を完全に曲げ、体がデミ・プリエより深く沈みます。
プリエのあとに上体を前、横、後ろに倒すポールドブラ(Port de bras)と組み合わせて行われます。
タンデュ(Tendu)
正式名称はバットマン・タンデュ(Battement Tendu)と呼ばれる動作です。
バットマン・タンデュ(Battement Tendu)
1番もしくは5番ポジションから、つま先を床から離さずに脚を遠くに伸ばす動作。
前、横、後ろのいずれかの方向に動きます。
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バットマンとは「打つ」という意味です!
脚を伸ばすときには、足の甲からつま先までしっかりと意識して、美しいラインを作ることが大切です。
ジュテ(Jeté)
ジュテ(Jeté)は「投げる」という意味で、タンデュから足を床から少し浮かせる動作です。
バットマン・タンデュ・ジュテ(Battement Tendu Jeté)
タンデュで足を床に沿うように伸ばして、その後、足を床から少し浮かせてる動作。
脚を放り投げるようにして動かします。
跳躍系のステップの基礎となっています。
具体的にはパ・アッサンブレ(Pas assemble)の動きも、ジュテの応用となっています。
ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テール(Rond de Jambe par Terre)
ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テール(Rond de Jambe par Terre)は、つま先で半円を描く動きです。
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パール・テールは「地面を使って」という意味です!
ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テール(Rond de Jambe par Terre)
片足で床に沿って半円を描く動作。
腕は2番ポジションが基本です。
タンデュの状態から、上体や腰を動かないように意識して半円を描きましょう。
フォンデュ(Fondu)
バットマン・フォンデュ(Battement Fondu)は、左右の脚がそれぞれ別の動きをします。
バットマン・フォンデュ(Battement Fondu)
両膝を曲げた状態から、軸足は真上に、動足は前、横、後ろのいずれかに伸ばす動作。
フォンドゥとは「溶ける」という意味で、チーズフォンデュのように柔らかく脚を伸ばします。
フォンドゥの動きは、跳躍系や回転系の動きの基礎にもつながります。
ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール(Rond de Jambe en l’air)
ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール(Rond de Jambe en l’air)は、空中で片足と使って半円を描く動作になります。
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「アン・レール(en l’air)」が「空中で」という意味です!
ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール(Rond de Jambe en l’air)
空中で片足を使って半円を描く動作。
動足を横方向に45度開いた状態から、膝下だけを動かして、つま先がパッセの位置を通過すように半円を描きます。
身体の軸をしっかりと意識しながら、膝から下だけを動かすように心がけましょう!
フラッペ(Frappé)
バットマン・フラッペ(Battement Frappé)は脚を素早く蹴り出す動作で、「フラッペ(frappe)」には「叩く」という意味があります。
バットマン・フラッペ(Battement Frappé)
前後のシュール・ル・クー・ド・ピエ(Sur le cou-de-pied)の位置から、ジュテの場所に素早く脚を伸ばす動作。
テンポの速い動きで、ジャンプや速い足さばきに必要な筋力とコントロール力を養うために役立ちます。
アダージオ(Adagio)
アダージオ(Adagio)はゆっくりとしたテンポの音楽にあわせて行う動きです。
脚を90度以上に上げるデベロッペ(Développé)やアラベスク(Arabesque)といった、大きな動きを行います。
ゆっくりとした動きの中で、ポーズを保つための体幹や筋肉、コントロール力を鍛えていきます。
グラン・バットマン(Grand battment)
グラン・バットマン・ジュテ(Grand Battement Jeté)はダイナミックな動きのひとつです。
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「バットマン(Battement)」には「打つ」という意味があります!
グラン・バットマン・ジュテ(Grand Battement Jeté)
1番もしくは5番ポジションから、動脚を伸ばしたまま、90度以上に蹴り上げる動作。
前、横、後ろのいずれかの方向に動きます。
グラン・バットマンはタンデュとジュテの動きを通過して、脚を90度以上に上げていきます。
上体がフラフラしたり、バーを持っている腕の肩が上がったりしないよに気をつけましょう!
バーレッスンで気をつけたい3つのポイント

最後にバーレッスンをする際に気をつけたいポイントを3つ解説します。
- 正しい姿勢を保つ
- 筋肉の使い方を意識する
- 呼吸を忘れない
上記のポイントを意識していると、バレエの上達がより早くなりますよ。
正しい姿勢を保つ
バーに頼らず、正しい姿勢を保つようにしましょう。
- バーを強く握りしめる
- バーを引っ張って体を支える
- バーに体重をかけて脚を上げる
バーに頼ったままでは自分の軸を見つけられず、いつまでも姿勢を保つために必要な筋肉や体幹が鍛えられません。
最終的にはバーなしで踊るのが目的なので、バーはあくまでもサポートとして活用しましょう!
筋肉の使い方を意識する
ただ見た目を真似するのではなく、動きに必要な筋肉を正しく使うことが、バレエを上達するためには大切です。
もちろん最初は真似することから始まります。
レッスンに慣れてきたら「どの筋肉を使って動かすのか?」などを考えてみましょう。
体幹や脚の筋肉をうまく使うことで安定感が増し、体への負担も軽減されます。
呼吸を忘れない
レッスン中は動きに集中するあまり、呼吸を忘れてしまうことがあります。
呼吸が止まってしまうと、首や肩の周りの筋肉が緊張して、身体に無駄な力が入ってしまいます。
バランスを取っているときや脚を90度以上に上げているときでも、意識的に呼吸を整えながら動きましょう!
まとめ:【バレエ初心者】バーレッスンの心得
今回の記事では、バーレッスンの順番やポイントについて解説しました。
- バーレッスンは”バレエの基礎”を鍛えるための練習
- プロのバレエダンサーもバーレッスンを必ず行う
- バーには頼りすぎず、正しい姿勢を身につけよう
バーレッスンはバレエの上達には欠かせないトレーニングのひとつです。
呼吸を忘れないようにしながら、バレエ初心者脱却を目指して毎日のレッスンを頑張りましょう!
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この記事を書いた人Wrote this article
かたーる 男性
『バレエの世界をもっと身近に!』をテーマに情報発信しています。【経歴】高校→バレエ留学→コロナ強制帰国→オーディション旅→海外バレエ団(4年目)。年間100公演以上あるバレエ団でソリストをしています。









