- レッスン
- 2024/10/25
男子がバレエを習うメリット・デメリット
女子に人気の習い事「バレエ」。
バレエは女の子だけの習い事だと思っていませんか?
実は近年、バレエを習う男子が増えてきています。
また、世界的なバレエコンクールでも多くの日本人の男子が結果を残しています。
今回はそんなバレエを男子が習うメリット・デメリットをそれぞれ紹介していきます。
私もバレエを10年以上習っています。
自分の経験も含めてメリット・デメリットを紹介します。
男子がバレエを習うメリット
身体能力が高まる
バレエは一見、優雅な踊りをイメージする人も多いと思いますが、実はバレエはとてもハードな運動です。
体全体を使い、ジャンプや回転などをします。
全身をうまく使わないと上手に踊ることができません。
バレエを習うと、体力や瞬発力を養えます。
また、バレエは他のダンスの基礎ともいわれており、フィギュアスケートの選手が練習の一環としてバレエを取り入れています。
体幹が鍛えられる
バレエの基本姿勢は背筋のピシッと伸び、上体の引き上げられた美しい姿勢です。
この美しい姿勢を保つためには、体幹が必要不可欠です。
他にも、バレエでは片足でかかとをあげてバランスをとったり、空中で足を動かしたり、コマのように回転技(ピルエットなど) したりします。
バレエの動きすべては体幹がしっかりしていないとできません。
バレエの基礎練習を繰り返しているうちに自ずと体幹が鍛えられていきます。
身体が柔らかくなる
バレエといえば、体が柔らかいことをイメージする人もいるのではないでしょうか?
その通り!
バレエは柔軟が第一です。
一年もバレエを習えばある程度は体が柔らかくなります。
特に年齢の低い子であればなおさらです。
そして身体が柔らかくなると、ケガをしにくくなります。
もしバレエをやめて他のスポーツなどをすることになっても、バレエで培った柔軟性はとても役立ちます。
この柔軟性を大人になってから手に入れようとするのはとても難しいことです。
小さい頃からこの柔軟性を養っておくと、大人になってからも肩こりや腰痛などに悩まされにくくなります。
リズム感が身につく
バレエは自分でカウントを取りながら、音楽にあわせて踊ります。
仮に、週に2回、バレエに通うことにします。
どこの教室も一回あたりのレッスン時間は一時間半なので一年間で
(1時間30分×2回) × 50週間 = 150時間
150時間も音楽に触れ合う時間ができます。
これだけ音楽と一緒に身体を動かしていれば、リズム感が身につくのも納得です。
集中力が身につく
普段の練習では毎回、フリを覚えてから音楽に合わせて踊ります。
先生の説明を集中して、聞くことが必要になります。
繰り返しフリを覚えることを繰り返すことで、集中力が鍛えられます。
協調性が身につく
バレエの作品はみんなでひとつストーリーを作り上げるものです。
作品中ではみんなで踊ることが大半を締めています。
均等な間隔で列を並んだり、周りのみんなに合わせ体系を変化させたりします。
それは、普段のレッスンでも同じです。
どんなバレエ教室でも基本的には先生一人に対して複数の生徒を教えます。
レッスン中は全員で音楽に合わせてひとつの動きを練習します。
周りに合わせて練習したり、みんなで教え合ったりすることを通じて、自然と協調性が養われます。
男子がバレエを習うでデメリット
水泳とは相性が悪い
これは、わたし自身の経験談です。
バレエは体の内側の筋肉を主に使います。
ですが、水泳は全く逆の体の外側の筋肉を使います。
そのため無意識に水泳でも内側に筋肉を使ってしまい、水を足で上手くかくことでできず、全然前に進むことができませんでした。
まとめ
- 身体能力が高まる(柔軟性、持久力、瞬発力など)。
- リズム感が身につく。
- 集中力が上がる。
- 協調性が身につく。
- 水泳と相性が悪い。
おわりに
男子がバレエを習うメリット・デメリットは参考になったでしょうか。
この記事が、バレエをはじめるキッカケになると嬉しいです。
もしバレエを習うか迷っているのであれば、バレエ男子をテーマにしたドキュメンタリー映画もあるので、一度観てみてはどうでしょうか?
この記事を書いた人Wrote this article
かたーる 男性
『バレエの世界をもっと身近に!』をテーマに情報発信しています。【経歴】高校→バレエ留学→コロナ強制帰国→オーディション旅→海外バレエ団(4年目)。年間100公演以上あるバレエ団でソリストをしています。