- 発表会
- 2024/10/27
バレエママ「発表会当日にお手伝いをするらしいけど、どんな服装で行けばいいのかな?お手伝いの母親の服装選びのポイントがあれば知りたいです。」
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事でご紹介する「服装選びのポイント4つ」を実践すれば、バレエ発表会で初めてお手伝いする人でもミスのない服装を選べます。
わたし自身、バレエ歴20年でさまざまな教室の発表会に10回以上出演してきました。発表会当日のお手伝いとしても15回以上参加しています。
記事の前半では「服装の選び方」について、後半では「お手伝い母親の持ち物リスト」を解説しているので、ぜひ最後までじっくり読んでくださいね!
バレエ発表会当日、お手伝いの母親たちは忙しいです
バレエ発表会当日、お手伝いの母親たちは朝から終演後まで忙しいです。
なぜなら子どもたちのお世話(メイク・着替え)や会場準備といった仕事を母親たちが手分けをしてやるからですね。
係 | 仕事内容(例) |
---|---|
受付 | 来場者対応、来賓対応 |
会場 | 会場準備、会場内の誘導、プログラム販売 |
楽屋 | メイク、着替え、トイレ対応 |
舞台袖 | 誘導 |
その他 | 衣装の返却 |
バレエ教室によって異なりますが、上記のような仕事があります。
わたし自身も発表会のお手伝いをよくしていますが、どのバレエ教室でも親御さんたちがテキパキを動いてくれています。
このようにバレエの発表会はお手伝いの母親たちによって支えられています。
お手伝い母親たちのよくある服装
お手伝いママたちのよくある服装は、次のような格好があります。
パターン①:教室Tシャツ+黒パンツ
お手伝いしたバレエ教室の中で1番多かった服装が「教室Tシャツ+黒パンツ」ですね。
わたしが所属していたバレエ教室の発表会もこの格好でした!
誰が関係者なのかすぐに分かるので、「お手伝いのお母さんかな?」と悩むことなく話しかけられます。
※不審者対策としても教室Tシャツは役立ちます!
そのため「教室Tシャツ+黒パンツ」がお手伝いする人の服装として指定されてことが多いです。
パターン②:黒系のスーツorワンピース
受付係や会場係など来場者の対応をする場合には、黒系のスーツやワンピースを着ている方もいます。
イメージとしては、職場や保護者会で着ていけるよう服装ですね。
ワンピースよりもスーツを着ている人が多いです!
お手伝い母親の服装選びのポイント4つ
服装を決めるときには、以下の4つのポイントに気をつけましょう。
- 先生や先輩ママに聞いてみる
- 色は「黒」をメインにする
- 動きやすさを重視する
- 音の鳴る靴は避ける
①バレエ教室の先生や先輩ママに聞いてみる
お手伝いに初めて参加するなら、まずはバレエ教室の先生や先輩ママに服装について確認しましょう!
バレエ教室によって、服装のルールが決まっている場合があるからです。
わたしが習っていたバレエ教室のように「発表会当日の服装は〇〇でお願いします」と決まっている場合も少なくありません。
事前に確認しておけば、当日の朝に焦る心配はなくなりますよ。
②色は「黒」をメインにする
服装に指定がないという場合には、黒や紺をメインにして落ち着いた服装がおすすめです。
落ち着いた色の服装にするべき理由は、次の2つになります。
- あくまでも主役は”出演者(子ども)”だから
- 本番中の客席内を移動しても目立ちにくい
ちなみに舞台監督や音響といったスタッフさんは、舞台上を移動しても目立たないようにに全身黒い服装をしています。
子どもたちをサポートする黒衣(くろご)になるつもりで、服装を選びましょう!
③動きやすさを重視する
バレエ発表会の雰囲気にあった服装も大切ですが、動きやすさも忘れてはいけません。
理由はシンプルで、バレエ発表会当日は立ったり座ったりの動作を多くするからです。
- 客席と楽屋を階段で何回も往復する
- 衣装の入ったダンボールを持ち運ぶ
- 子どもに衣装を着させるためにしゃがむ
このような内容のお手伝いをするのに、タイトなスカートなどの動きにくい服装では必要以上に疲れてしまいます。
スカートよりもズボンを選ぶ人が多いのも動きやすさを考えてですね。
服装を考えるときには「動きやすい服装か?」も考えておきましょう!
④音の鳴る靴は避ける
履いていく靴を選ぶときに気をつけるべきポイントが1つあります。
それは「音が鳴る靴を履かない」です。
というもの、本番中の静かな客席を移動する可能性があるからですね。
本番中の客席でヒールの「カツカツ」という音は目立ちますし、お客さんの鑑賞のジャマになってしまいます。
朝から終演後まで立ちっぱなしで、楽屋で靴を脱いだりこと考えると、簡単に脱げるヒールのない靴がおすすめです。
【バレエ発表会当日】お手伝い母親の持ち物リスト
最後に、お手伝いする方向けにバレエ発表会当日の持ち物を紹介します。
- ウエストポーチor肩掛けバッグ
- プログラム&スケジュール表
- ペン&メモ帳
- 裁縫道具
- 紅筆
- ヘアピン
- ポケットティッシュ
- 絆創膏
- 自分用の軽食・飲み物
- 室内靴 ※場合による
子どもの持ち物は万全でも、「自分の持ち物は用意してなかった」とならないためにチェックしてくださいね!
ウエストポーチor肩掛けバッグ
バレエ発表会当日、お手伝いに必要な荷物はウエストポーチやショルダーバッグに入れておきましょう。
子どもたちの衣装を着せたり、大きなダンボールを運んだりするために、両手を空けておく必要があるからです。
わたし自身もお手伝いのときは”肩掛けバッグ”を持っていきます。
自分の荷物が多い場合には別のバッグを用意しておいて、必要な荷物のみをウエストポーチに入れて持ち歩きましょう。
両手を空いておけば、急に仕事を頼まれても素早く対応できます。
プログラム&スケジュール表
事前に配布されたプログラムやスケジュール表の資料は、忘れずに持っていってください。
- このあとの予定はなにか?
- この子が次にどの衣装を着せるか?
- どの作品に出演するのか?
上記のような、発表会当日のお手伝いを助けてくれる情報が書いてあるからです。
最近ではスマホにプログラムやスケジュール表を保存している方もよく見かけます。
バレエ発表会当日の流れを把握していると、お手伝いの仕事もスムーズに進みますよ!
舞台袖にいるときにスマホの通知音がならないように、マナーモードにしておきましょう。
ペン&メモ帳
子どもたちの舞台上での立ち位置や出入りする袖の場所が、発表会当日に変更することがよくあります。
当日の変更情報をいつでもメモできるように、筆記用具は必ず持ち歩きましょう。
お祝いのお花などの会場に届く配送物の受け取りにサインを求められる場合もあります。
裁縫道具
「バレエシューズのリボンが切れた」や「衣装のムシが取れた」などの理由で、楽屋で裁縫をしているお手伝いの母親を毎回見かけます。
以下の3点は、必ずウエストポーチに入れておきましょう。
- 針(2〜3本)
- 糸(ピンク、白、黒など)
- 糸切りバサミ
あらかじめ針に糸を通しておくと、必要なときにすぐに裁縫を始められます。
出演者の着る衣装の色にあわせて、2〜3種類の糸を用意しておくと完ぺきです。
※ゲストの男性ダンサーに「衣装の背中を縫ってほしい」と頼まれる場合もあります。
紅筆
1番の取れやすいメイクが口紅(グロス)です。
ご飯やおやつを食べたり、つい気になって触ってしまったりして、口の周りが真っ赤になっていることがあります。
そんなときは、紅筆でさっと直してあげてください!
100円ショップの紅筆でも十分に使えるので、子どもたち用の紅筆が1本あると便利ですよ。
※感染症対策でメイク道具の貸し借りを禁止しているバレエ教室もあるので、事前に確認しておきましょう。
ヘアピン
出演者の子どもたちは、朝からお団子(シニヨン)をしています。
そのため本番までの間に、お団子から髪の毛がはみ出てきたり、ユルユルになったりする子どもが出てきます。
髪飾りがグラグラしてくる場合もあるので、そんな子たちをヘアピンで修正してあげましょう。
Uピンやアメピンの2種類を用意しておくと、お団子と髪飾りどちらの直しにも対応できます。
お団子はガッチリしておかないと崩れてきてしまうので、発表会当日の朝はいつもよりも頑丈にセットしておいてくださいね。
ポケットティッシュ
バレエ発表会当日は鼻血を出す子どもが必ずいます。
わたしの予想ですが、照明で明るい舞台上は暑くのぼせてしまいやすいのが原因です。
鼻血で衣装を汚してしまうと大変なので、ウエストポーチにポケットティッシュを入れておきましょう。
メイクを直すときにもティッシュは活用しますよ!
絆創膏
ポケットティッシュとあわせて、絆創膏も用意しておくと安心です!
というのも、本番用の新しいバレエシューズを履いて靴ずれを起こす子どもがいるからです。
- プログラムなどの紙で指を切る
- 裁縫針で自分の指を刺す
- 自分自身が靴ずれを起こす
このような状況も考えられるので、絆創膏を用意しておくと安心ですよ。
自分用の軽食・飲み物
朝からバタバタしていて「お昼ごはんを食べる時間がなかった」なんて場合もあります。
いつでも栄養補給できるように飴やチョコを準備しておきましょう。
- カロリーメイト
- チョコレート
- おにぎり
- 飴
パクっと口に入れられる小分けのお菓子がおすすめです。
わたしはチョコレートを持っていきます!
飲み物は会場内の自動販売機で買えるので、100円玉を多めに用意しておきましょう。
室内靴
子どもたちを並べるために舞台上にあがる予定のある方は、室内用の靴も用意してください。
理由はシンプルで舞台の床(リノリウム)を汚さないためです。
開演前や休憩中に舞台スタッフさんがモップがけをして、舞台の床をキレイに保ってくれています。
舞台上にあがる場合には、室内靴を忘れずに持っていってくださいね。
黒ベースの動きやすい服装でバレエ発表会を向かえよう!
今回の記事では、お手伝いの母親たち向けにバレエ発表会当日の服装・持ち物について説明しました。
- 黒べースの動きやすい服装を選ぼう
- 音の出る靴は避けよう
- 先生や先輩ママに聞いてみよう
繰り返しになりますが、バレエ発表会当日はお手伝いの母親たちは忙しいです。
バレエ発表会の雰囲気にあわせて服装を選ぶのも大切ですが、たくさん身体を動かすことも忘れてはいけません。
服装についてわからないことがあれば、バレエ教室の先生や先輩ママに事前に聞いておきましょうね!
またお手伝いママたちの持ち物もチェックして、発表会当日に「◯◯を持ってくればよかった…」とならないようにしましょう。
出演する子どもの持ち物については「バレエ発表会持ち物リスト」で解説しています。
この記事を書いた人Wrote this article
かたーる 男性
『バレエの世界をもっと身近に!』をテーマに情報発信しています。【経歴】高校→バレエ留学→コロナ強制帰国→オーディション旅→海外バレエ団(4年目)。年間100公演以上あるバレエ団でソリストをしています。