- 発表会
- 2024/10/25

バレエコンクールへの参加を考えています。プレバレエコンクールってどんなコンクールですか?
このような疑問に答える記事を書きました!
この記事を読めば、どんな人がプレバレエコンクールに向いているかや参加のメリット・デメリットが分かります。
プレコンクールも含めてバレエコンクールに10回出場した筆者が解説しています。
記事の後半では、プレバレエコンクールに関するよくある質問にも答えているので、せび最後までチェックしてください!
プレバレエコンクールとは?

プレバレエコンクールとは、バレエを習い始めたばかり初心者や経験の浅いダンサー向けのバレエコンクールです。
本格的なバレエコンクールと異なり、舞台での経験を積むための練習の場となっています。
「プレコン」とも呼ばれます!
「プレ(pre)」とは、「前段階」という意味で、本格的なバレエコンクールへのステップアップとして位置づけられています。
バレエコンクールとの違い
一般的なバレエコンクールとは、以下のような違いがあります。
プレバレエコンクール | バレエコンクール | |
---|---|---|
参加者 | 初心者、経験の浅いダンサー | 経験者、プロを目指すダンサー |
目的 | 舞台経験を積む練習の場 | 技術や表現を競い順位を争う場 |
参加方法 | バレエシューズでも参加可能 | 基本的にトウシューズ着用 |
大きな違いは、バレエシューズでの参加が認められている点です。
まだトウシューズを履きこなせない人でも、舞台の上でバリエーションを踊るチャンスがあります。
プレバレエコンクールのメリット・デメリット

プレバレエコンクールに参加するメリットとデメリットをそれぞれ解説していきます。
- メリット①:舞台で踊る経験ができる
- メリット②:審査員からアドバイスがもらえる
- メリット③:モチベーションが上がる
- デメリット①:費用がかかる
- デメリット②:時間的な負担が大きい
メリット①:舞台で踊る経験ができる
緊張感のある舞台で踊る経験をすることで、度胸と自信が身につきます。
観客がいる中で踊りを披露するプレッシャーにも慣れて、緊張をコントロールできるようにもなります。
舞台で踊りを披露する経験は、バレエを上達するためには大切です。
メリット②:審査員からアドバイスがもらえる
審査員であるプロのバレエダンサーや評論家からアドバイスがもらえます。
プレバレエコンクールでは、以下のようなケースが一般的です。
- 審査後にアドバイスシートがもらえる
- 舞台上で直接指導を受けられる
プロ目線からのアドバイスは、さらにバレエが上手になるための手助けになります。
メリット③:モチベーションが上がる
「コンクールに出場する」という目標を立てることで目的ができるため、毎日の練習に対するモチベーションが上がります。
目標があると上達は早くなります!
目標達成のために努力することは、バレエだけでなく人生においても貴重な経験です。
プレバレエコンクールは入賞率が高いため、コンクール後も次の目標に向かってやる気が出ます。
デメリット①:費用がかかる
プレバレエコンクールには、参加費や個人レッスン代、衣装代などの費用がかかります。
平均的なプレバレエコンクールの参加費は、25,000円から30,000円くらいです。
コンクール名 | 参加費 |
---|---|
NBA全国プレコンクール | 23,000円 |
全国プレバレエコンクールinさがみはら | 28,000円 |
ラ・クラシック全国プレバレエコンクール | 33,000円〜33,000円 |
参加費の中にアドバイスシートや舞台映像が含まれている場合が多く、バレエコンクールよりも費用は安く抑えられます。
デメリット②:時間的な負担が大きい
通常のレッスンに加えて、バリエーション練習をするため、普段よりも多くの時間と労力が必要になります。
レッスンが終わる時間が遅くなるので、送迎などの親の負担も大きくなります。
その他にも衣装のサイズ直しやメイク道具の準備などのサポートが必要なため、時間に余裕を持って準備を進めることが大切です。
プレバレエコンクールをおすすめしたい人

プレバレエコンクールは、以下のような人におすすめです。
- バレエを始めたばかりの人
- 初めてコンクールに挑戦する人
- 練習の成果を舞台で発表したい人
- ステップアップできるようなアドバイスが欲しい人
- これから大きなコンクールに出ようと思っている人
舞台経験を通じたレベルアップを目的としたコンクールなので、バレエ初心者でも参加しやすい環境となっています。
バレエシューズでも参加できます!
「バレエコンクールへ挑戦したい!」と考えている人にとっては、初めてのコンクールにピッタリです。
プレ部門のあるバレエコンクールでは、(プレ部門に加えて)もう1部門にエントリーをして、一度のコンクールで2回踊っている参加者もいます。
国内で人気のプレバレエコンクール5選

国内で人気のプレバレエコンクールを5つに厳選して紹介します。
NBA全国プレコンクール
- 名称:NBA全国プレコンクール
- 開催時期:例年8月 ※2025年は6月開催
- 開催地:東京都
- 参加資格:6歳以上の男女
- 備考:全年齢バレエシューズでの参加可
NBA全国プレコンクールは、NBAバレエ団が主催するコンクールです。
小学生の部門から大人バレエ部門まで、幅広い年齢層が参加できるコンクールとなっています。
「世界に羽ばたくダンサーを育成すること」を目的に運営されています。
全国プレバレエコンクールinさがみはら
- 名称:全国プレバレエコンクールinさがみはら
- 開催時期:例年8月
- 開催地:神奈川県相模原市
- 参加資格:6歳から22歳までの男女
- 備考:全年齢バレエシューズでの参加可
全国プレバレエコンクールinさがみはらは、例年8月に神奈川県相模原市で開催されているコンクールです。
たくさんの賞が用意されているのに加えて、海外研修資格の授与を手に入れるチャンスがあります。
ラ・クラシック全国プレバレエコンクール
- 名称:ラ・クラシック全国プレバレエコンクール
- 開催時期:通年
- 開催地:全国
- 参加資格:年長から大学生までの男女
- 備考:全年齢バレエシューズでの参加可
ラ・クラシック全国プレバレエコンクールは、全国各地で開催されているコンクールです。
点数や順位の発表される「プレコンクール」と、点数や順位が発表されない「プレコンクール エッセンシア」の2つに分かれています。
年長から大学生までの年齢層が参加できるプレバレエコンクールとなっています。
マーティプレバレエコンクール
- 名称:マーティプレバレエコンクール
- 開催時期:通年
- 開催地:全国
- 参加資格:6歳以上の男女
- 備考:中高校生部門のみトウシューズ着用
マーティプレバレエコンクールは全国各地で開催されているコンクールです。
毎月、東京や大阪、福岡などの都市でコンクールが開催されています。
中学生、高校生の部門以外は、バレエシューズでの参加ができます。
クリエ全国プレバレエコンペティション
- 名称:クリエ全国プレバレエコンペティション
- 開催時期:例年秋 ※2025年は1月開催
- 開催地:静岡県
- 参加資格:7歳からまでの15歳までの男女
- 備考:全年齢バレエシューズでの参加可
クリエ全国プレバレエコンペティションは、毎年秋に静岡県で開催されているコンクールです。
7歳からまでの15歳までの男女が参加できるコンクールとなっています。
プレバレエコンクールに関するよくある質問3つ

最後にプレバレエコンクールに関するよくある質問について答えてきます。
- 質問①:バレエ初心者でも参加できますか?
- 質問②:プレコンクールってどんな感じなの?
- 質問③:コンクールに必要な持ち物は?
質問①:バレエ初心者でも参加できますか?
プレバレエコンクールはバレエ初心者におすすめのコンクールです。
- 審査員からアドバイスがもらえる
- 入賞率が高い
周りもバレエコンクールに初めて参加する人ばかりなので、比較的参加しやすい雰囲気となっています。
「舞台経験を積む」や「ステップアップを目指す」を目的としたコンクールなので、気軽に参加できます。
質問②:プレコンクールってどんな感じなの?
バレエコンクール当日は、次のような流れで進んでいきます。
- エントリー受付
- メイク
- ウォーミングアップ
- 場当たり(舞台リハーサル)
- 審査
- 結果発表、表彰式
バレエコンクールに参加するまでの詳しい流れは、次の記事で詳しく解説しています。
質問③:バレエコンクールに必要な持ち物は?
バレエコンクールには、以下のような持ち物が必要になります。
- 衣装
- 髪飾り
- 本番用タイツ
- メイク道具一式
- ヘアメイク用品
- シューズカバー
- 裁縫道具(針、糸、ハサミ)…
詳しい持ち物については、「バレエコンクールの持ち物&便利グッズ【チェックリストつき】」で解説しています。
まとめ:初めてのバレエコンクールはプレコン!
今回の記事では、プレバレエコンクールについて解説しました。
- バレエが上手になりたい初心者向けのコンクール
- スキルアップを目指した「練習の場」となっている
- バレエシューズで参加可能
プレバレエコンクールは、舞台経験を通じたレベルアップを目的としたコンクールとなっています。
順位よりも「経験と学び」を大切にしているため、バレエ初心者にとって理想的なコンクールです。
プレバレエコンクールを通じて、バレエのスキルアップを目指しましょう!
この記事を書いた人Wrote this article

かたーる 男性
『バレエの世界をもっと身近に!』をテーマに情報発信しています。【経歴】高校→バレエ留学→コロナ強制帰国→オーディション旅→海外バレエ団(4年目)。年間100公演以上あるバレエ団でソリストをしています。