- 発表会
- 2024/10/23

バレエコンクールに挑戦してみたいけど、まずは何から始めればいいですか?
そんな方に向けて、「バレエコンクール完全ガイド」を作成しました!
今回の記事では、バレエコンクールへの参加を考えている方向けにコンクール選びから申込み、当日の流れまでを解説しています。
- バレエコンクールに参加したい
- どのコンクールに参加するべきか知りたい
- 参加までに具体的に何をすればいいか知りたい
過去に10回以上バレエコンクールに出場した筆者が、これまでの経験をもとに記事を書きました!
この記事を読むだけで、コンクール参加までの流れやバレエコンクール選び方まで必要な情報がまとめてチェックできます!
そもそもバレエコンクールとは

バレエコンクールとは、出場者のバレエの技術や表現力を競い合う大会のことです。
プロのバレエダンサーやバレエ評論家などの審査員が、出場者の踊り(バリエーション)から技術や音楽性、将来性などの項目を評価して競います。
- 技術性
- 芸術性
- 将来性
- 踊りへの理解
自分の実力を試す場ですが、目標を持って努力することの大切さや、舞台で表現する喜びを学ぶ場でもあります。
バレエコンクールの選び方

バレエコンクールに出場するためには、まず参加するコンクールを決める必要があります。
コンクールは大きく分けて、次の2種類があります。
- プレバレエコンクール ※初心者におすすめ!
- バレエコンクール
バレエ歴や参加する目的にあわせて、参加するコンクールを決めましょう!
プレバレエコンクールのメリット・デメリット
プレバレエコンクールは、バレエを習い始めたばかりの初心者や経験の浅いダンサー向けのバレエコンクールです。
初めて参加する人におすすめのコンクールとなっています。
プレバレエコンクールのメリット・デメリットは、次の通りです。
- バレエシューズでも参加できる
- 審査員からのアドバイスをもらえる
- 入賞しやすい
- 金銭的、時間的な負担がかかる
簡単に説明すると、順位を競うよりも「経験や学び」を重視したコンクールとなっています。
バレエシューズでも参加できるため、小学校低学年やバレエ歴の浅い初心者が多くエントリーしています。
「プレ(pre)」とは、「前段階」という意味です!
プレバレエコンクールについては、以下の記事で詳しく解説しています。
バレエコンクールのメリット・デメリット
一方「競う」という意味が強いのが、一般的なバレエコンクールです。
「バレエ歴の長い経験者」や「プロを目指している人」が出場するコンクールとなっています。
バレエコンクールの特徴は、次の通りです。
- 海外留学のチャンスがある
- ほかのバレエ教室の生徒と交流できる
- ワークショップなどの学びの機会がある
- 参加者のレベルが高い
- 金銭的、時間的な負担がかかる
コンクールの難易度も上がりますが、海外バレエ学校への留学許可やバレエ団への研修許可などが手に入るチャンスがあります。
初めてならプレバレエコンクール、経験者ならバレエコンクールへの参加がおすすめです!
バレエコンクールにかかる費用については詳しく解説した記事がありますので、気になる方はぜひチェックしてください。
バレエコンクール参加までの流れ10ステップ

ここからは、バレエコンクールに参加するまでの流れを解説します!
①踊る作品(バリエーション)を決める
最初にバレエコンクールで踊る作品(バリエーション)を決めましょう。
バレエ教室の先生と相談しながら、『自分の武器になる踊り』を選んでいきます。
- 自分の得意なテクニックを活かせるか。
- 難易度は自分の年齢や経験に合っているか。
- 役(キャラクター)を演じきれそうか。
- 作品の音楽は気に入ったか。
- 自分が楽しめるバリエーションか。
ポイントは『自分の実力に見合った作品』『楽しめる作品』を、コンクールで踊るバリエーションに選ぶことです。
コンクールまで何度も踊ることになるバリエーションなので、自分が気に入った踊りでなければ最後までモチベーションを保つことができません。
人気のバリエーションについては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください!
②コンクールに申込む
次にバレエコンクールに申込みをします。
以下のような情報が、コンクール申込時に必要になります。
- 名前(フルネーム)
- 生年月日
- 住所
- メールアドレス
- 電話番号
- 作品情報(作品名、曲の分数、出ハケの方向、音のキッカケ)
- バレエ教室名
- 指導者名
申込みの締切日は、コンクール開催日の1ヶ月までが一般的です。
人気のあるコンクールでは申込み開始と同時に定員となり、キャンセル待ちになるケースもあるので、早めに申込みをしましょう。
③必要な持ち物を用意する
続いて、コンクールに必要な持ち物を用意します。
最も重要なのが「衣装」です。
衣装は「レンタル衣装」か「オーダーメイド衣装」のどちらかになります。
- レンタル衣装:1着1万円からレンタルできる。※おすすめ!
- オーダーメイド衣装:費用はかかるが、自分だけの衣装が作れる
レンタル衣装では、手軽にクオリティーの高い衣装が借りられます。
大手のレンタル衣装会社では、バレエ教室を通さないと衣装をレンタルできません。
バレエコンクールの多い時期は、人気のあるデザインやサイズの衣装はすぐに借りられてしまう点に注意しましょう。
その他にコンクールに必要な持ち物は、以下の記事で詳しく解説しています。
④(コンクール当日)エントリー受付をする
※ここからはバレエコンクール当日です!
コンクール会場に着いたら、まずは会場ロビーで受付を済ませましょう。
受付でエントリー内容を再度確認します。
- エントリー部門
- 名前
- 作品情報(作品名、曲の分数、出ハケの方向、音のキッカケ)
- エントリー内容に間違えがないかチェックしましょう!
音源を持ち込む場合はあわせて提出してください。
⑤メイクアップをする
楽屋や会場ロビーなどで、メイクをしていきます。
バレエコンクールでは「踊りの完成度」と同じくらい「見た目」も重要です。
強い照明の当たる舞台では、客席から目や口などの顔が見えなくなるため、舞台用のメイクが必要になります。
中学生以上の参加者は、自分で審査前にメイクやお団子(シニヨン)をしています。
コンクール当日に慌てないように、自分でメイクをする練習をしておきましょう!
⑥ウォーミングアップをする
メイクが完成したら、ウォーミングアップをしておきます。
リハーサル室やロビーなどで準備運動をして、審査に向けてコンディションを整えます。
バレエコンクールによっては、ウォーミングクラスが開催される場合もあるので、事前にチェックしてみてください。
⑦場当たりをする
審査の前には、舞台上での場当たりが行われます。
場当たりとは
審査の前に、舞台の広さや立ち位置などを確認するためのリハーサルのこと。
場当たりは、舞台上で立ち位置などを確認できる唯一の時間です。
10分くらいの短い時間の中で、大人数が場当たりをするので、自分が確認したいポイントを決めておきましょう!
場当たりの前に客席に行ってみて、自分が舞台で踊るイメージをしておくと、効率良く場当たりを行うことができます。
⑧本番(審査)
ついに本番(審査)の時間です。
緊張感はもちろんしますが、舞台を楽しむ気持ちを忘れずに踊りを披露しましょう!
- アナウンスのあとに曲が流れ始める
- 自分の審査の5曲前までに舞台袖で待機
- 審査後にお辞儀(レベランス)はしない
音のキッカケを「板付き」にした場合は、アナウンスが終わってから舞台に出てください。
満足できる踊りができるように願っています!
⑨結果発表
審査結果は会場ロビーやホームページに掲載されます。
バレエコンクールでは、以下のような賞が用意されています!
- 上位入賞(1位〜5位)
- 奨励賞
- 特別賞
- 指導者賞
- スカラシップ(留学許可)賞
結果発表では上位入賞だけを発表して、表彰式で特別賞やスカラシップ賞などの選考結果を発表するケースもあります。
⑩表彰式
バレエコンクールの最後は表彰式になります。
表彰式に参加する服装は女性ならワンピース、男性なら襟のついた服がおすすめです。
全身ジャージで表彰式に参加するのは辞めておきましょう。
審査員によるコンクールの総評もあるので、今後の練習に役立てるためにしっかり聞いておいてください!!
価値のあるバレエコンクールにするためのコツ6選

続いてバレエコンクールを有意義な経験にするためのコツを6つ紹介します。
明確な目標を決める
目的を決めずに、何となくル参加するだけでは練習にやる気が出ないだけでなく、コンクールの結果も結びません。
どんな目的でバレエコンクールに参加するか、必ず明確にしましょう。
- 表現力を磨く
- 苦手なパを克服する
- 舞台で踊る度胸をつける
「なぜコンクールに参加するか?」はコンクールを価値のある経験にするためには重要です!
自分が達成したい目標を明確にすることで、練習に対する意識が変わります。
自分に似合うバリエーションを選ぶ
バレエを練習していれば上手く踊れるようになりますが、自分に合うバリエーションなら自身の魅力を最大限に活かせます。
改めて、バリエーション選びのポイントを5つ紹介します。
- 自分の得意なテクニックを活かせるか。
- 難易度は自分の年齢や経験に合っているか。
- 役(キャラクター)を演じきれそうか。
- 作品の音楽は気に入ったか。
- 自分が楽しめるバリエーションか。
バリエーション選びのポイントは「自分がその役を踊る姿をイメージできるか」です。
バレエ教室の先生と相談しながら、自分に似合ったバリエーションを見つけましょう!
十分な練習期間を確保する
自分に似合ったバリエーションが見つかっても、練習不足では意味がありません。
具体的には、本番の2ヶ月以上前から練習を始めることです。
このくらいの期間があれば、振付や踊るときの注意点を自分の身体に覚えさせられます。
練習のあとには復習をすることで、上達するスピードがアップします。
万全な健康管理を心がける
コンクールで本来の実力を出すためには、健康管理が大切です。
- 十分な睡眠
- 栄養バランスの取れた食事
- 練習後のストレッチ
「痩せなくちゃ!」と思ってダイエットをする人もいますが、十分な栄養を摂っていなければ、踊るための体力や集中力が保ちません。
健康管理をしっかりして、最高の体調でコンクール当日を迎えましょう!
同世代ダンサーの踊りを観て学ぶ
コンクールは、同世代のダンサーの踊りを観る絶好のチャンスです。
他の人の良いところを吸収したり、刺激を受けたりすることで、自身の成長につなげることができます。
どんな点に注意して踊っているか観察してみましょう!
舞台を楽しむ気持ちを忘れない
価値のあるバレエコンクールにするためには、舞台を楽しむ気持ちを忘れないことです!
本番前に緊張してしまって、思うように結果を残せないこともあります。
緊張するのは当然ですが、舞台に立つことを楽しむ気持ちを忘れずに審査に臨みましょう。
リラックスして踊ることで、より自然で表現力豊かな踊りを披露できます。
まとめ:バレエコンクールに参加しよう!
今回はコンクールの選び方やコンクール参加までの流れ、当日の様子などをまとめて紹介しました。
- コンクールには同世代のダンサーが競い合っている
- 初めてのコンクールにはプレバレエコンクールがおすすめ
- 舞台を楽しむ気持ちを忘れずに有意義な経験にしよう
目標を決めてバレエコンクールに参加することで、価値のあるコンクールになります。
ぜひ本記事を参考にバレエコンクールに参加してみてください!
この記事を書いた人Wrote this article

かたーる 男性
『バレエの世界をもっと身近に!』をテーマに情報発信しています。【経歴】高校→バレエ留学→コロナ強制帰国→オーディション旅→海外バレエ団(4年目)。年間100公演以上あるバレエ団でソリストをしています。