- バレエ留学
- 2024/10/26
バレエ留学における「失敗」とは?後悔しないためのポイント4つ
バレエ留学を考えています。バレエ留学で失敗しないために気をつけるポイントはありますか?
このような疑問に答える記事を書きました。
この記事でご紹介している「バレエ留学の失敗例」と「失敗しないためのポイント」を知っていれば、バレエ留学で失敗する可能性を限りなく低くできます。
バレエ留学を4年間して、現在は海外バレエ団で踊っている筆者が解説してます。
バレエ留学を考えている方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね!
バレエ留学における失敗とは?失敗例5つ
バレエ留学で失敗するってどういうこと?
まずは具体的な失敗の例を5つ紹介します!
バレエ留学でよくある失敗例は、次のようなものがあります。
- 失敗例①:想像していた留学生活と違った
- 失敗例②:ホームシックになる
- 失敗例③:健康管理ができず帰国させられる
- 失敗例④:言語の勉強をせず何も学べなかった
- 失敗例⑤:大きなケガをしてバレエを諦める
失敗例①:想像していた留学生活と違った
バレエ学校のカリキュラムや授業内容をよく調べずに留学をすると、「自分の学びたい内容と違った」となってしまうケースがあります。
例えばデュエットが受けられると思って短期留学したのに、実際は長期留学している人しか授業に参加できなかった。
よく下調べをせずに留学先を決めると、想像とは違う留学生活を過ごすことになってしまいます。
失敗例②:ホームシックになる
環境の変化や人間関係によるストレスで、ホームシックになるケースです。
- 日本人との人間関係に悩む
- 現地の食事が体に合わない
- 寮での生活に慣れない
最近はどのバレエ学校にも日本人は必ずいます。小さなコミュニティの中ではトラブルがよく起こります。
環境の変化に加えて、人間関係のストレスが積み重なると、ホームシックになる場合もあります。
失敗例③:健康管理ができず帰国させられる
太りすぎもしくは痩せすぎが原因で、バレエ学校からこれ以上は危険だと判断されるケースもあります。
太りすぎは想像しやすいですが、ストレスが原因による痩せすぎの場合もあります。
一緒に組んで踊る男性の立場からすると、痩せすぎの方が怖いです。
10代後半から20代前半の期間は体の変化も大きいですが、それに合わせて自己管理をする必要があります。
失敗例④:言語の勉強をせず何も学べなかった
言語の勉強をせずに留学をして、なにも学べなかったケースです。
レッスン中に先生がなにを言っているのが理解できなければ、限られた留学期間の中での成長スピードは遅くなります。
特に短期留学の場合は、留学する前にどれくらい準備をしたかによって、成長できる度合いが大きく変わります。
失敗例⑤:大きなケガをしてバレエを諦める
誰にでも起こりうる可能性があるのが、ケガでバレエが踊れなくなってしまうケースです。
「そのうち治るだろう」と痛みに耐えながらレッスンを続けて、踊れなくなるまでケガが悪化するというのがよくあるパターンです。
「症状をうまく伝えられない」といった言語の問題からも、ケガを隠す選択をしてしまう場合もあります。
バレエ留学で失敗しないためには目的を持つのが大切
バレエ留学で失敗をしないためは、自分が留学する目的をしっかりと考えておくのが大切です。
おそらくバレエ留学をするほぼ100%の人が、「プロのバレエダンサーになる」ためのはずですよね?
留学をする目的がはっきりとしていれば、そこから逆算をして留学中にするべきことが明確にもなります。
バレエだけに集中できる留学生活は、これ以上ない最高の場所になるはずです。
バレエ留学で失敗&後悔しないための4つのポイント
最後にバレエ留学で失敗・後悔をしないために、知っておいてほしい4つのポイントをお伝えします。
- ポイント①:バレエ留学は甘くない
- ポイント②:留学先選びが大切
- ポイント③:バレエ留学がゴールではない
- ポイント④:万が一の事態を想定しておこう
①バレエ留学は甘くない
「バレエ留学って楽しそう!」と考えている方もいるかもしれませんが、バレエ留学は大変です。
- 日本より多いレッスン時間(1日平均5時間以上)
- 海外で自己管理の生活を送る(食事、体調管理など)
- 色々なストレス(人間関係、生活環境の変化、言葉の壁など)
上記なようなことに耐えながら、留学生活を送る必要があります。
もちろんバレエ留学は楽しい面もありますが、それと同じくらい大変な面があると覚えておいてくださいね。
②留学先選びが大切
バレエ留学で失敗をしないためには、留学先選びが重要になります。
留学するバレエ学校によって、カリキュラム内容が大きく異なるからです。
- どのメソッドを採用しているか?
- どのような授業を受けれるのか?
- 卒業時に取得できる資格はあるのか?
自分の学びたい内容とバレエ学校のカリキュラムが一致していないと、バレエ留学が始まってから後悔します。
「コンクールで留学許可をもらったから」だけの理由で留学先を決めるのではなく、バレエ学校について一度詳しく調べてみましょう!
③バレエ留学がゴールではない
あなたがバレエ留学をする目的は、おそらくバレエダンサーになりたいからだと思います。
残念ながらバレエ留学をしただけでは、プロのバレエダンサーにはなれません。
バレエ留学=バレエ団ではありません!
バレエ留学はあくまでもバレエダンサーになるための手段として、留学生活を送りましょう。
④万が一の事態を想定しておこう
万が一、バレエが踊れなくなった場合のことも考えておく必要があります。
というのも大きなケガをする可能性は誰にもあるからです。
おすすめは、高校を卒業しておくことです。
通信制の高校に通っていれば、バレエ留学をしながらでも日本の高校を卒業できます。
将来の選択肢を減らさないためにも、留学前に一度、自分の人生について考えてみてくださいね。
まとめ:失敗しないバレエ留学をしよう!
今回の記事では、「バレエ留学における失敗例6つ」と「失敗&後悔しないための4つのポイント」を解説しました。
- バレエ留学の目的が明確でないと失敗します
- バレエ留学=バレエ団ではない
- 事前の準備をしっかりして、有意義な留学生活を送ろう
バレエ留学はバレエダンサーになるための手段でしかありません。
自分の目的にあったバレエ学校かしっかりと調べたうえで、失敗や後悔のない有意義なバレエ留学を送りましょう!
この記事を書いた人Wrote this article
かたーる 男性
『バレエの世界をもっと身近に!』をテーマに情報発信しています。【経歴】高校→バレエ留学→コロナ強制帰国→オーディション旅→海外バレエ団(4年目)。年間100公演以上あるバレエ団でソリストをしています。