もくじOutline
【初級編】男性バリエーションの人気ランキング
続いては男性に人気のバリエーション（初級編）を紹介していきます。
難易度がそこまで高くなく、小学生高学年の男子がよく踊っています。
「初めて踊るバリエーション」としても人気です！
1位：「コッペリア」よりフランツのバリエーション
第1位は「コッペリア」よりフランツのバリエーションです。
「コッペリア」第3幕の「スワニルダとフランツの結婚式」の場面で出てきます。
- 難易度：★★★☆☆（3/5）
- テクニック：★★★★☆（4/5）
- 体力：★★★☆☆（3/5）
- 表現力：★★★☆☆（3/5）
- 音楽：★★★☆☆（3/5）
難易度の高くない跳躍系や回転系のテクニックが入っていて、初心者向けの男性バリエーションです。
結婚式の場面で披露するバリエーションなので、フランツの喜びを表現することが求められます。
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2位：「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」よりコーラスのバリエーション
第2位は「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」よりコーラスのバリエーションです。
ローザンヌ国際バレエコンクールでもよく踊られています！
- 難易度：★★★☆☆（3/5）
- テクニック：★★★★☆（4/5）
- 体力：★★★★☆（4/5）
- 表現力：★★★☆☆（3/5）
- 音楽：★★★☆☆（3/5）
フランスのバリエーションと雰囲気は似ていますが、コーラスのバリエーションの方が難易度が高いです。
衣装は白ブラスの上にベストを着て、タイツは白タイルにひざ下丈のタイツを履いて踊ります。
3位：「ジゼル」よりペザント第1のバリエーション
第3位は「ジゼル」よりペザント第1のバリエーションです。
- 難易度：★★★☆☆（3/5）
- テクニック：★★★☆☆（3/5）
- 体力：★★★☆☆（3/5）
- 表現力：★★★☆☆（3/5）
- 音楽：★★★☆☆（3/5）
男性の初めて踊るバリエーションとして人気です。
私も初めてのバリエーションはペザントでした！
難易度の高いテクニックはあまりなく、最後のピルエットも一回だけです。
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【中級編】男性バリエーションの人気ランキング
男性に人気のバリエーション（中級編）を紹介していきます。
中学生の男子に人気のバリエーションです！
1位：「ドン・キホーテ」よりバジルのバリエーション
第1位は「ドン・キホーテ」よりバジルのバリエーションです。
「ドン・キホーテ」第3幕の主人公キトリとバジルの結婚式の場面で踊られます。
- 難易度：★★★★☆（4/5）
- テクニック：★★★★★（5/5）
- 体力：★★★★☆（4/5）
- 表現力：★★★☆☆（3/5）
- 音楽：★★★☆☆（3/5）
バリエーションの冒頭はソ・ドゥ・バスクから始まり、中盤〜後半にはピルエットとザンレール（ドゥーブル・トゥール・アン・レール）と難易度の高いテクニックが連続しています。
スペインらしい情熱に溢れたエネルギッシュな踊りが求められるバリエーションです。
コンクールで必ず踊られるバリエーションです！
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2位：「海賊」よりアリのバリエーション
第2位は「海賊」よりアリのバリエーションです。
「海賊」の第2幕「海賊たちの潜む洞窟」でメドーラ、コンラッド、アリの3人が踊るパ・ド・トロワの中で踊られます。
- 難易度：★★★★☆（4/5）
- テクニック：★★★★☆（4/5）
- 体力：★★★☆☆（3/5）
- 表現力：★★★☆☆（3/5）
- 音楽：★★★☆☆（3/5）
海賊の領主コンラッドの忠実な部下であるアリは、上半身裸の衣装で演じられることが一般的です。
ジャンプ系のテクニックが多く取り入れられたバリエーションで、スピード感とジャンプ力が求められます。
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3位：「サタネラ」より男性バリエーション
第3位は「サタネラ」より男性バリエーションです。
- 難易度：★★★☆☆（3/5）
- テクニック：★★★☆☆（3/5）
- 体力：★★★☆☆（3/5）
- 表現力：★★★☆☆（3/5）
- 音楽：★★★☆☆（3/5）
男性バリエーションでは珍しく、中盤にマネージュが入っています。
青年らしいフレッシュで爽快感のある踊りが求められるバリエーションです。
ダーク系の衣装を着て踊られます。
【上級編】男性バリエーションの人気ランキング
最後は男性に人気のバリエーション（上級編）を紹介していきます。
どれも難易度の高いバリエーションです！
コンクールでは高校生やシニア部門でよく踊られます。
1位：「パキータ」よりリュシアンのバリエーション
第1位は「パキータ」よりリュシアンのバリエーションです。
- 難易度：★★★★☆（4/5）
- テクニック：★★★★☆（4/5）
- 体力：★★★☆☆（3/5）
- 表現力：★★★☆☆（3/5）
- 音楽：★★★☆☆（3/5）
”ザ・王道クラシックバレエ”という踊りの中に、難易度の高いテクニックが多く組み込まれたバリエーションです。
コンクールではジャケット系の衣装を着て踊られます。
2位：「タリスマン」より男性バリエーション
第2位は「タリスマン」より男性バリエーションです。
- 難易度：★★★★☆（4/5）
- テクニック：★★★★☆（4/5）
- 体力：★★★☆☆（3/5）
- 表現力：★★★★☆（4/5）
- 音楽：★★★☆☆（3/5）
バリエーションの最初から跳躍系のテクニックが連続していて、そのまま回転系のテクニックへ続きます。
風神であるヴァイユが踊るバリエーションなので、スピード感のあるダイナミックな踊りが求められます。
衣装はブルー系の特徴的な上下セットです。
3位：「白鳥の湖」よりジークフリート王子のバリエーション
第3位は「白鳥の湖」よりジークフリート王子のバリエーションです。
「白鳥の湖」第2幕の「花嫁選びの舞踏会」の場面で踊るバリエーションになります。
オディール（黒鳥）とのパ・ド・ドゥの一部分です！
- 難易度：★★★★☆（4/5）
- テクニック：★★★★☆（4/5）
- 体力：★★★★☆（4/5）
- 表現力：★★★☆☆（3/5）
- 音楽：★★★☆☆（3/5）
王子らしい威厳と優雅の求められるバリエーションです。
白タイルにダーク系の長袖の衣装を着て踊られます。
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バリエーションを上手く踊れるようになるコツ3つ
最後にバリエーションを上手く踊れるようになるコツを3つ解説しますね。
- コツ①：バリエーションの背景を調べておく
- コツ②：音楽のリズムやテンポを体で覚える
- コツ③：動画を活用して自分の踊りをチェックする
発表会やコンクールに向けての練習に役立つので、あわせてチェックをしておきましょう！
コツ①：バリエーションの背景を調べておく
それぞれバリエーションには、その作品やキャラクターの背景に基づいたストーリー性や感情が込められています。
テクニックだけでなく、キャラクターの性格や作品のストーリーを知っておくことで表現力を高められるからです。
例えば「眠れる森の美女」第1幕よりオーロラ姫のバリエーションは、16歳の誕生日に求婚にやってきた4人の王子いる中で踊られます。
- どんなストーリーか？
- 誰が振付・作曲したか？
- いつの時代のどこが舞台の作品か？
上記の3つのポイントを事前に調べておきましょう！
コツ②：音楽のリズムやテンポを体で覚える
バリエーションを踊るうえでは、踊りと音楽が調和することが重要です。
音楽を繰り返し聞いて、音楽のリズムやテンポを体に染み込ませましょう！
どの音でどの動きを行うのかを頭で理解するのとしないのでは、踊りと音楽の一体感に大きな差が生まれます。
レッスンのとき以外にもバリエーションの曲を聴きましょう
コツ③：動画を活用して自分の踊りをチェックする
バリエーションの練習が始まったら、自分の踊りを動画に撮っておきましょう。
理由はシンプルに、自分の踊りを客観的に見ることができるからです。
プロが踊っているYouTube動画と見比べれば、「この部分がおかしい」といった部分が簡単に見つかります。
友達に頼むか三脚を使うなどして、スマホで自分の踊りを動画に撮っておきましょう！
まとめ：バリエーション人気ランキング【難易度別】
今回の記事では、バリエーションの人気ランキングを難易度別に紹介しました！
【初級編】女性バリエーションの人気ランキング
- 1位：「眠れる森の美女」よりフロリナ王女のバリエーション
- 2位：「ドン・キホーテ」よりキューピッドのバリエーション
- 3位：「ドン・キホーテ」よりドルシネア姫のバリエーション
- 4位：「白鳥の湖」よりパ・ド・トロワ第1バリエーション
- 5位：「コッペリア」第3幕よりスワニルダのバリエーション
【中級編】女性バリエーションの人気ランキング
- 1位：「眠れる森の美女」第1幕よりオーロラ姫のバリエーション
- 2位：「サタネラ」より女性バリエーション
- 3位：「アルレキナーダ」よりコロンビーヌのバリエーション
- 4位：「パキータ」よりソリストのバリエーション
- 5位：「ジゼル」第1幕よりジゼルのバリエーション
【上級編】女性バリエーションの人気ランキング
- 1位：「エスメラルダ」よりエスメラルダのバリエーション
- 2位：「ドン・キホーテ」よりキトリのバリエーション
- 3位：「グラン・パ・クラシック」より女性バリエーション
- 4位：「パキータ」よりエトワールのバリエーション
- 5位：「エスメラルダ」よりディアナのバリエーション
【初級編】男性バリエーションの人気ランキング
【中級編】男性バリエーションの人気ランキング
【上級編】男性バリエーションの人気ランキング
バレエ作品には数多くのバリエーションがあり、難易度にもバリエーションによってそれぞれです。
挑戦してみたいバリエーションが見つかったら、その作品のストーリーや背景をあわせて調べてみみましょう！
この記事を書いた人Wrote this article
かたーる 男性
『バレエの世界をもっと身近に！』をテーマに情報発信しています。【経歴】高校→バレエ留学→コロナ強制帰国→オーディション旅→海外バレエ団（4年目）。年間100公演以上あるバレエ団でソリストをしています。
